癖だけではない見守り方
「愛犬が最近、前足や後ろ足をよくなめているけれど大丈夫かな」
犬が自分の足をなめる姿は、日常生活でもよく見られます。少しなめる程度なら、毛づくろいや気分を落ち着かせるための行動ということもあります。
ただし、何度も同じ場所をなめ続けている場合は、単なる癖ではなく、足に違和感がある可能性もあります。
今回は、犬が足をなめる理由と、飼い主さんが確認しておきたいポイントについて分かりやすくご紹介します。
犬が足をなめるのはなぜ?
犬が足をなめる理由は一つではありません。
「暇だからなめている」と思っていたら、実は足に気になるところがあったということもあります。
まずは、どんなときに、どのくらいの頻度でなめているのかを観察してみると、いいです。
毛づくろいをしている
犬も自分の体をきれいにするために、足をなめることがあります。
散歩から帰ってきたあとなどは、足についた汚れやにおいが気になって、なめていることもあります。
短時間で終わり、その後はいつも通り過ごしているのであれば、過度に心配する必要はないと思います。
足に違和感がある
足の裏や指の間に、小さなゴミや異物などがついていると、犬は気になってなめることがあります。
また、散歩のあとに足を気にしている場合は、肉球や指の間に傷などがないか確認してみましょう。
犬は「ここが痛い」と言葉で伝えられません。
そのため、いつもと違うなめ方をしているときは、まず足を優しく確認してあげることが大切です。

皮膚が気になっている
足を繰り返しなめる場合、皮膚に赤みやかゆみなどがないか確認してみてください。
特に、いつも同じ場所ばかりをなめている場合は注意が必要です。
なめることで皮膚が刺激され、さらに気になってなめるという繰り返しになることもあります。
暇や退屈が関係していることも
犬は退屈しているときに、同じ行動を繰り返すことがあります。
散歩や遊びの時間が少なくなった、生活環境が変わったなど、最近の生活に変化がなかったか思い返してみましょう。
足をなめる以外は元気で、皮膚などにも異常がない場合は、運動や遊びの時間を見直すことで変化が見られることもあります。
不安や緊張からなめている場合も
犬にとって、なめるという行動が気持ちを落ち着かせることがあります。
来客があったときや、環境が変わったときなど、緊張する場面で足をなめるようになる犬もいます。
「いつなめているのか」に注目すると、その理由が見えてくることがあります。
足をなめているときに確認したいこと
愛犬が足をなめていたら、まず慌てずに様子を見てみることが大事です。
足の裏や肉球、指の間などを無理のない範囲で確認し、赤くなっていないか、傷がないか、腫れていないかなどを見てあげます。
また、歩き方に変化がないかも大切なポイントです。
いつも通り歩いているのか、片方の足をかばっていないか、散歩を嫌がっていないかなども一緒に確認してみるといいと思います。

こんなときは動物病院へ相談を
足を少しなめるだけなら、すぐに問題があるとは限りません。
しかし、次のような様子が見られる場合は、動物病院へ相談することをおすすめします。
- 同じ足を長時間、何度もなめ続ける
- 足や指の間に赤みや腫れがある
- 傷や出血がある
- 足を触られるのを嫌がる
- 歩き方がおかしい
- 足を気にするようになってから元気や食欲にも変化がある
特に、急に足をなめ始めた場合や、日に日に悪化しているように感じる場合は、「いつもの癖」と決めつけないことが大切です。
無理になめるのをやめさせないことも大切
何度もなめていると、「やめなさい」と止めたくなりますよね
でも、犬が足をなめている原因を確認しないまま、ただ行動だけを止めようとするのはおすすめできません。
まずは「なぜなめているのかな」と考えてみるといいです。
散歩後だけなのか、寝る前なのか、留守番のあとに多いのか。
行動が起こるタイミングを観察すると、原因を考える手がかりになります。
普段から足をチェックする習慣を
足の状態を普段から確認しておくと、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。
散歩から帰ったときに足を拭くついでに、肉球や指の間を軽く確認するのも良いです。
ただし、犬が嫌がる場合は無理に触らないようにしてください。
普段から足を触られることに慣れていると、飼い主さんも変化を確認しやすくなります。
まとめ
犬が足をなめるのには、毛づくろい、足の違和感、皮膚のトラブル、退屈や不安など、さまざまな理由が考えられます。
少しなめてすぐにやめるのであれば、様子を見られることもあります。
一方で、同じ場所を何度もなめる、赤みや腫れがある、痛がる、歩き方が変わったなどの様子があれば、早めに動物病院へ相談したほうがいいです。
「ただの癖かな」と思ってしまいがちな犬の行動ですが、いつもと違うところに気づいてあげることも、愛犬の健康を守る大切な一歩です。
毎日の生活の中で愛犬の様子をよく観察して、「いつもと同じかな」と確認する習慣をつけていきたいですね。

コメント