やめさせる前に考えたい原因と対策
「愛犬が家具の脚をかじってしまう」「目を離すと物をかじっている……」
そんな経験はありませんか?
大切な家具を傷つけられると、つい「やめて!」と叱りたくなりますよね。
でも、犬が物をかじるのには理由があります。
単なるいたずらだと思っていた行動にも、遊びたい気持ちや退屈、歯の違和感、ストレスなどが関係していることがあります。
まずは「なぜかじるのか」を考えることが、対策への第一歩です。
今回は、犬が家具や物をかじる理由と、飼い主さんができる対処法についてご紹介します。
犬が家具や物をかじるのはなぜ?
犬にとって「かじる」という行動は、特別なものではありません。
口を使って物の感触を確かめたり、遊んだりすることもあります。
そのため、かじったことだけを叱るのではなく、どんなときに、何をかじっているのかを見ることが大切です。
物をかじることが楽しい
犬は口を使って周りのものを確かめます。
家具や木製品などをかじると、硬さや感触が楽しめることがあります。
特に遊びたい気持ちが強い犬の場合、身近にある家具や物を「遊び道具」のように扱ってしまうこともあります。
退屈している
散歩や遊びの時間が足りなかったり、長い時間ひとりで過ごしたりすると、退屈から物をかじることがあります。
「何かすることはないかな」と探しているうちに、家具をかじることが楽しくなってしまう場合もあります。
最近、散歩時間が短くなっていないか、愛犬と遊ぶ時間が減っていないか、一度振り返ってみることが大事です。

ストレスや不安が関係している
生活環境の変化も、犬の行動に影響することがあります。
引っ越しや家族構成の変化、留守番時間が長くなったなど、愛犬の生活に何か変化はありませんでしたか?
いつもはかじらない物を急にかじるようになった場合は、最近の生活を振り返ってみることも大切です。
歯や口の中が気になっている
犬は口の中に違和感があると、物をかじる行動が増えることがあります。
歯や歯ぐきなどに気になる様子がないか、普段から確認しておきましょう。
口臭が急に強くなった、食べにくそうにしている、口を触られるのを嫌がるなど、ほかにも変化がある場合は、動物病院に相談すると安心です。
家具をかじられないためにできること
家具をかじる癖を直したいときは、「かじるな」と叱るだけではなく、かじってもよいものを用意してあげることが大切です。
犬用のおもちゃなど、安心して遊べるものを用意し、家具ではなくそちらに興味を向けられるようにしてみましょう。
愛犬がおもちゃを使って遊んでいるときには、声をかけて一緒に遊んであげるのもよいでしょう。
「家具をかじるより、こっちで遊ぶほうが楽しい」と思ってもらえる環境を作ることがポイントです。
かじってほしくない物は犬から離す
対策をしていても、犬が自由に家具や危険な物へ近づける状態では、繰り返してしまうことがあります。
そのため、かじられて困る物は犬の届かない場所に置くなど、環境を整えておきましょう。
特に、電気コードや小さな部品、薬品などは、かじることで思わぬ事故につながる可能性があります。
「うちの犬は大丈夫」と思わず、犬の目線になって家の中を見直してみると安心です。

かじっているときはどうすればいい?
愛犬が家具をかじっているのを見つけると、思わず大きな声で叱ってしまうかもしれません。
しかし、強く叱るだけでは、犬が「家具をかじってはいけない理由」を理解できないことがあります。
落ち着いて別のおもちゃなどに注意を向け、家具から離れられたら褒めてあげましょう。
大切なのは、してほしくない行動を止めるだけではなく、「代わりに何をすればいいのか」を教えてあげることです。
こんな場合は注意しましょう
家具をかじるだけでなく、かじった木片や布、プラスチックなどを飲み込んでしまう場合は注意が必要です。
異物を飲み込むと、体の中で問題を起こす可能性があります。
また、急に物をかじるようになった、落ち着きがない、食欲がないなど、普段と違う様子がある場合も、自己判断で様子を見続けないほうが良いと思います。
心配な場合は動物病院へ相談してください。
「いたずら」と決めつけないことが大切
家具をかじられると、「またやってる」と困ってしまいますよね。
でも、犬にとっては、飼い主さんを困らせようとしているわけではないかもしれません。
「なぜ、これをかじるのかな」
そう考えてみると、退屈しているのか、遊びたいのか、何か不安を感じているのかなど、原因を考えるきっかけになります。
犬の行動をただ叱るのではなく、その背景を見てあげることも、愛犬との暮らしには大切です。
まとめ
犬が家具や物をかじる理由には、遊びたい、退屈している、物を確かめたい、ストレスや不安など、さまざまな原因が考えられます。
まずは、「やめさせる」だけではなく、「なぜかじっているのか」を考えることから始めてみることが大事です。
かじってもよいおもちゃを用意したり、散歩や遊びの時間を見直したり、かじってほしくない物を犬から離したりすることで、環境を整えることも出来ます。
そして、急にかじる行動が増えた場合や、異物を飲み込んでしまった場合などは、早めに専門家へ相談することも大切です。
愛犬の行動には、飼い主さんへの「困らせたい」という気持ちではなく、何かしらの理由が隠れていることがあります。
「どうしてこんなことをするのかな」と考えることが、愛犬の気持ちを理解する第一歩になるかもしれません。

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